マヒ(小魚)文様
15世紀に栄えたチムール王朝の首都へラートは現在のイラン国境に誓いアフガニスタン西部に位置します。当時ヘラートに於いて生産された縦横の比率が3:1程度の細長い独特のフォーマットの絨毯に見られた花の配置が原型と言われることからこの名称がある。
ロゼット文様の花を中心に四方にパルメット文様やロゼット文様を配し、それぞれを4つの頂点とする菱形を構成するように葉文様を並べたデザインを1単位とする。葉文様が小魚に見えることからマヒ(ペルシャ語で魚の意味)文様と呼ばれます。
またイスラム偶像排斥によって小魚のデザインを葉に変えたという説もある。19世紀のビジャーの絨毯に葉の部分が小魚のものもあるが、絨毯のデザインの完成度から見ても葉文様がオリジナルと言えます。
19世紀のファラハンやセネで織られたヘラティー文様の絨毯はペルシャ絨毯の最高峰の1つで、宝石を散りばめたような細かなデザインは非の打ち処の無い完成度を誇っている。
ペルシャ絨毯の文様
ペルシャ絨毯で表現される文様です。
ストライプ |
ヘシティー |
ゼロソルタン |
ヘイバトルー |
ツリーオブライフ |
ゴンバット |
マヒ |