ペルシャ絨毯の特徴
ペルシャ絨毯には伝統的なサイズがあり、それぞれに呼び方があります。また、描かれている文様にも特長があり、歴史的な意味を持つものも少なくありません。
ペルシャ絨毯のサイズ
ペルシャ絨毯には伝統的なサイズがあり、呼び方も独特の名称となっております。
ペルシャ絨毯の各部名称
下記の部位説明はオーソドックスなペルシャ絨毯のもので、図柄によってはメダリオンの無いものなども存在します。
ペルシャ絨毯の文様
最初に考えだされたのが、染糸を幾種か交互に使うことで表れるストライプ文様です。一定の幅をもたせたストライプ文様で織物のデザインにリズム感を与えようとしたことが想像できます。 >>> ストライプ文様の解説へ |
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四角形のボックス(スクエアタイプ)の集まりで構成された、別名をウィンドウズ トゥ パラダイズ(天国への窓)と呼ばれる天国を表すデザインです。 >>> ヘシティー文様の解説へ |
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花瓶文様の百花繚乱オアシスを象徴する花瓶が置かれる。その他メヘラブの無いものや花瓶から生命の樹が伸びているもの、挿花文様的なものなどバリエーションは多いです。 >>> ゼロソルタン文様の解説へ |
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ヘイバトルー文様はもともとカシュガイ族のキリムと称する平織物に見られたもので、小さな幾何学的な形のメダリオンと大きな直線的なコーナーを特長とします。 >>> ヘイバトルー文様の解説へ |
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西アジアの人々が伝統的に愛好してきた文様で、生命賛歌・長寿願望・子孫繁栄を意味する一種の理想的な樹木です。左右対称形のものが多いです。 >>> ツリーオブライフ文様の解説へ |
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モスクの丸天井に特徴的に見られる同心円状に広がるデザインです。このゴンバット文様はペルシャ絨毯のメダリオンやフィールド全体のデザインとして使用され、各産地で数多く作られています。 >>> ゴンバット文様の解説へ |
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ロゼット文様の花を中心に四方にパルメット文様やロゼット文様を配し、菱形を構成するように葉文様を並べたデザインを1単位とします。葉文様が小魚に見えることからマヒ(ペルシャ語で魚の意味)文様と呼ばれます。 >>> マヒ文様の解説へ |
ペルシャ絨毯の伝説・由来
1949年南シベリア・アルタイ山中にある遊牧民マッサゲタイの王墓と考えられるパジリク古墳から、奇跡的な発見がなされました。偶然にも氷に閉ざされていたため腐食を免れ、ほぼその全容を私達に伝えてくれるものでした。 >>> 最古の絨毯の解説へ |
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ヨーロッパの貴族や富豪がペルシャ絨毯の虜になったのは17世紀にさかのぼります。フランスでは一時期余りのペルシャ絨毯ブームで貿易収支が悪化し、輸入禁止令が発せられるほどでした。 >>> マリーアントワネットを魅了 |