マリー・アントワネットを魅了
ヨーロッパの貴族や富豪がペルシャ絨毯の虜になったのは17世紀にさかのぼります。その後、バロックやロココの調度品に合うタブリーズ産・パステル調の華麗な絨毯は貴族達のあこがれとなり、ベルサイユをはじめ多くの宮殿や貴族の館に敷き込まれました。
フランスでは一時期余りのペルシャ絨毯ブームで貿易収支が悪化し、輸入禁止令が発せられるほどでした。宮廷工房の専属デザイナーがヨーロッパの顧客達の好みにあわせたデザインをおこし、素材・染色・織り子などに関しても最高水準のものでした。マズハリ工房やシルファル工房は当時のフランスを始めとする欧州の御用達で、その伝統は現在にも脈々と伝えられています。
ペルシャ絨毯の伝説
ペルシャ絨毯で語りつがれている伝説や由来に関する記述です。
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