ダヴァリ工房
ここ数年でイラン・ヨーロッパ、さらに日本でも有名工房の一つにのし上がってきているエスファハンの工房にダヴァリ工房があります。3兄弟アブドゥラヒーム・ホセイニ・モハマッドによって設立されたこの工房は、現在エスファハン市内に200から300人の織子を抱えた工場を構え月産約20枚の絨毯を製作し、その周辺はダヴァリ村と呼ばれるほどの絨毯有名産地となっています。
彼らの作品は従来からのエスファハンの伝統的なデザインと色を打破した新鮮味が特徴であり中心柄よりも総柄タイプが多く、花瓶に花をいけたデザインをモチーフとし、その横には影を写したような単色系の柄が織り込まれ絨毯全体にメリハリをつけている。特に長男であるアブドゥラヒーム・ダヴァリは航空デザイナーと共に、独自のデザインを手がけており、ダヴァリデザインのオリジナルと賞され絨毯の工房記入も差別化されています。今後、彼らの近代的デザインの作品群もっと日本の市場を賑わすことは間違いないと思われます 。
・デザイン |
伝統的なメダリオンのデザインのみならず、1990年代後半から、花瓶の総柄・ゼロソルタン柄を世に広めた織り職人。 |
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・色 |
エスファハンの伝統的な赤、紺、ベージュ以外に、緑、青といった色彩も取り入れ、幅広い色彩を演出している。 |
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・技術力 |
単純に柄を織り込んでいくだけでなく、総柄(ゼロソルタン)を陽と陰で使い分けて表現した、非常に高度な織り技術を披露している。 |
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・素材品質 |
高品質で堅牢なコルクウールを使用することにより、弾力のある毛足の短い高品質の絨毯を実現している。 |
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・総合評価 |
厳選された素材を使用しているため、品質のばらつきが少なく、毛足も非常に短く刈り込まれているにもかかわらず、柄が鮮明に表現されている。 |
当店のダヴァリ工房作品
ペルシャ絨毯の工房
ペルシャ絨毯発祥に携わる有名工房はもとより、新進気鋭の工房までをご紹介しております。
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ペルシャ絨毯の生産都市
ペルシャ絨毯は5大産地と呼ばれる代表的な生産地とローカル産地が存在します。
Esfahan |
Kashan |
Tabriz |
Ghom |
Nain |
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Shahreza |
Birjand |
Bijar |
Kerman-ravar |