ラジャビアン工房
ラジャビアン工房はペルシャ絨毯の主要産地の1つコムを代表する有名な絨毯工房です。2代目アボルファズル・ラジャビアンが運営するこの工房はペルシャ絨毯の産地であるイラン全土の中でも1・2を争う世界的工房です。
初代創始者のハジ・ヤドラー・ラジャビアン(1921生〜1985没)は12歳からペルシャ絨毯制作に携わったといわれています。(ラジャビアンオフィシャルHPよりアボルファズル・ラジャビアン氏談)コムで初めてウール素材のペルシャ絨毯工場をスタートさせ、1954年にシルク素材を使った絨毯制作を開始しました。2代目アボルファズル・ラジャビアン(1955生〜現在)が工房を引き継いでおります。
ラジャビアン工房の特長としては高品質な絨毯を製造し、デザインにバラ柄を用いているのが特徴的です。総柄が大部分を占め、メダリオンを用いたデザインの絨毯は年間数枚程しか生産されておらず大変貴重な絨毯となります。また、使用されている色糸は現在も天然草木染めを貫き通しています。ペルシャ絨毯工房としては珍しいISO認定を受けているのも注目すべきです。
・デザイン |
シルク絨毯で、最初にバラのデザインを取り入れた先駆者。 バラ柄のデザインを取り入れる工房が多くなってきている中、彼の作品の一つ一つのバラは、大変細かく描かれている。 |
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・色 |
緑、青、紺、赤、黄、ピンクといった日本人が好む色を基調にした作品が多く、色彩が非常に華やかである。 |
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・技術力 |
平均100〜130万ノット/uという、非常に細かい織りを実現。バラをモチーフにした柄が中心で、非常に繊細な仕上がり。 |
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・素材品質 |
厳選された絹糸を使用し、織りも安定しており、出来上がった作品の品質のばらつきも非常に少ない。 |
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・総合評価 |
バラをモチーフにした作品で、日本でも人気の有名工房。 最近は、すべて受注生産でオーダーを受けており、バザール等で購入することが非常に難しい。 |
ペルシャ絨毯の工房
ペルシャ絨毯発祥に携わる有名工房はもとより、新進気鋭の工房までをご紹介しております。
ヌーリ |
ジェッディ |
セイエディアン |
セイラフィアン |
ダヴァリ |
ババイ |
ミルメーディ |
ラジャビアン |
ラシティザデ |
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カーメスィ |
デラクシェシュ |
ICC |
ペルシャ絨毯の生産都市
ペルシャ絨毯は5大産地と呼ばれる代表的な生産地とローカル産地が存在します。
Esfahan |
Kashan |
Tabriz |
Ghom |
Nain |
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Shahreza |
Birjand |
Bijar |
Kerman-ravar |