セイエディアン工房
セイエディアン工房はラスゥール・メーディ・ハッサン・カリールの4兄弟によって運営されるピクチャー絨毯で有名なタブリーズ近郊の町サールド・ルードの有名絨毯工房の一つです。サールド・ルードは1960年頃まではタブリーズ柄の普通の絨毯を生産しておりましたが、1960年代半ばからピクチャー絨毯の生産が本格的になりました。現在、サールド・ルードで生産される殆どの絨毯はピクチャー絨毯です。この地でピクチャー絨毯の生産を始めた一人が4兄弟の父ミーラリ(1949年生)で1910年頃から続くセイエディアン工房の3代目にあたります。
今日のセイエディアン工房はその技術・写実性・妥協を許さない生産工程において高い評価を得ています。高品質のピクチャー絨毯を生産する工房の中でも若い彼らはその地位に飽き足らず常に技術革新に力を入れており、写真と見紛う表現力は進化し続けています。
・デザイン |
風景、人物、そして動物といったピクチャー絨毯が中心。 |
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・色 |
写真と間違えるぐらい写実性を実現した色合い。 |
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・技術力 |
小さなサイズでウールを使用し、鮮明に織ることはピクチャー絨毯を得意とする産地タブリーズの織り職人でも限られている。ウールでありながら140万ノット/平方メートルの絨毯を織り上げる能力を持つ。 |
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・素材品質 |
高品質のコルクウールやシルクの厳選された素材を使用し、繊細・鮮明に仕上げていく。 |
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・総合評価 |
タブリーズのピクチャー絨毯を織る職人の中で、年齢的にも非常に若い方ではあるが、織りの技術はピクチャーの有名工房アリナサーブに匹敵する、またはそれ以上のレベルである。 |
ペルシャ絨毯の工房
ペルシャ絨毯発祥に携わる有名工房はもとより、新進気鋭の工房までをご紹介しております。
ヌーリ |
ジェッディ |
セイエディアン |
セイラフィアン |
ダヴァリ |
ババイ |
ミルメーディ |
ラジャビアン |
ラシティザデ |
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カーメスィ |
デラクシェシュ |
ICC |
ペルシャ絨毯の生産都市
ペルシャ絨毯は5大産地と呼ばれる代表的な生産地とローカル産地が存在します。
Esfahan |
Kashan |
Tabriz |
Ghom |
Nain |
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Shahreza |
Birjand |
Bijar |
Kerman-ravar |